インフレはじめ厳しい経済環境の中、ファミリーマートは42カ月連続で既存店の日商が前年を上回る成長を遂げています。大谷翔平選手の「おむすび」への起用も話題となりましたが、その背景には、足立光氏によるマーケティング戦略の大きな転換がありました。
足立氏がファミマに参画し、推進したのは「人が動く3つの仕掛け」です。まず、コンビニ業界3位のポジションに甘んじており、既存の延長線上の施策が多かった社員のマインドを、「チャレンジャー」としてファミリーマート独自の戦い方を打ち出すように変革。次に、企画を共に制作・進行する広告代理店などの企業を、単なる取引先ではなく、企画を共に考えるパートナーへと進化。そして、お客さまが「店舗に行く理由」や「買う理由」を増やし、ファミマを「人が集まる場」へと変えました。
この「人を動かし、人が動く技術」は、AIでは再現できないかもしれません。足立氏がこれまで数々の企業で成果を生み出してきた根幹に迫る、これまでにないセッションです。